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高校野球における魔曲「ジョックロック」ってなんだ?

ビッグイニングを呼ぶ曲、ジョックロック。それは球場に流れると必ず大逆転劇を呼ぶ、高校野球ファンには「魔曲」として知られる曲です。

もともと謎の曲として知られ、作曲者も定かではありません。楽譜も市販されていません。ヤマハのキーボードの音源に入っていた曲の一つとして、智辯学園和歌山高校吹奏楽部顧問、吉本英治氏に発見され、アレンジされて現在に至ります。

ジョックロックの原曲はこちら。

智辯学園和歌山のアレンジはこちら。

大逆転劇の秘密は「不協和音」?

もともとテクノの音源だったこともあってか、ジョックロックには不協和音が多用されています。

不協和音は人に危険や不安、緊張感を与える音として使われていますが、その最たるものは「緊急地震速報」です。緊急地震速報のサイレンは福祉工学によって作られたものですが、最初はチャイムのような音でありながら、最後は不協和音で終わらせることで「避難しなくては」「警戒しなければ」という感情を人に与えるとされています。

聞いてみたい人はこちら(クリックすると緊急地震速報が聞けます)

ジョックロックが球場に鳴り響くと、相手に心理的に危険や緊張感を与えます。「来るぞ!」と必要以上に警戒させることによって相手に硬さを与えるという効果もあるかと思われます。

そして逆に、智辯和歌山の選手にとっては「ジョックロック=俺たちのチャンス」として認識されているため、追い風のような心理的効果を生み出すことでしょう。

魔曲「ジョックロック」。この魔法は解けるのでしょうか?

ジョックロックの魔法は解けるのか

ジョックロックという飛び道具が鳴り響く中、逆転劇が行われなかったら。

今度は逆に相手を追い風に乗せてしまうでしょう。

それを防ぐために、智辯和歌山の応援団と選手席、吹奏楽部は綿密に連絡を取り合い、本当にここぞの時にしかジョックロックを演奏しません。

誤って使えばジョックロックの魔法は解けます。真剣勝負と、間違えられないプレッシャーの中での判断は、マウンドだけでなく応援席にも繰り広げられているのです。

新たな魔曲がうまれる可能性は?

不協和音をうまく使い、演奏したタイミングがうまくはまれば、逆転劇を演出する魔曲が生まれる可能性はまだまだあると思われます。

不協和音をうまく使っている曲はX JAPANのArt of Life、RadioheadのMy iron lungなどありますが、いずれも野球にはまるかどうかはかなり微妙。アレンジの腕が問われます。

この夏、新たな魔曲が生まれる可能性を秘めて、第100回夏の甲子園を楽しみに待ちましょう!

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